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モノクロ印刷について 2

前回は、イラストをモノクロ変換した場合の濃度について

説明させていただきましたが、

今回はチラシなどの文字の場合を例にして同じような説明をしてみます。



春らしいパステルカラーの場合

カラーデータでは目立つ色合いですが、このままグレースケールに変換すると

下図のようになります。

濃度が全体的に薄いので、背景と文字の判別が付きにくくなります。

06.jpg

このような場合は、文字を濃いめに設定したり、周りに白フチをつけたりして

文字を目立たせる。

背景の濃度を変更するなど、若干の手直しをしてみてください。

07.jpg

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モノクロ印刷について

こんにちは。アトムズ・プリントのWeb担当です。
印刷データのことについて少しずつ投稿させていただきます。



アトムズ・プリントは、カラー印刷よりも安価で、コスト削減になる
モノクロ(白黒)印刷を翌日発送で承っております。



モノクロ印刷(白黒印刷)は、黒インク1色で印刷します。
データとしては、『モノクロ2階調』の場合と、『グレースケール』に分かれます。

モノクロ2階調の場合は白か黒かの2色。とは言っても白は印刷しませんので、
黒と透明の表現になります。
用紙が白の場合は白と黒ですし、用紙がクリームならクリーム色と黒
ピンク色ならピンクと黒という具合です。(図1参照)

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グレースケールというのは、黒の階調(濃度)を表現し、グレーも印刷した状態の物です。(図2参照)

zu02.jpg

Illustrator等でカラーで作っていたものをモノクロ印刷にするには、グレースケールに変換します。
ただし、黒と赤や緑色などの濃い色をそのまま変換しますと、殆ど黒に近いグレーになってしまいますので、印刷された時に色の判別が付きにくくなります。

バラの花の色と葉っぱや茎の色が、ほぼ同じ色になってしまいました。(図3参照)


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逆に、黄色が多いイラストの場合には全体が薄いグレーになってしまいます。

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のような場合には、濃淡の差をつけたデータをご用意ください。(図5参照)

zu05.jpg


このような、印刷物のデータ作成について連載予定です。
よろしくお願いいたします。るんるん


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